江戸へ

1853年(嘉永6年)8月22日篤姫江戸に向けて出発しました。

この頃世の中は騒がしく、篤姫の旅路も決して安心できるものではありませんでした。
斉彬は、東海道よりは木曽路のほうが安全だろうと考え、当初は木曽路を通る予定でした。が、直前に東海道に変更されました。



9月24日、大阪に到着。住吉天満宮を参拝。
9月28日、大阪を出発。
9月29日、伏見に到着。
10月2日、近衛家に参内。(後に篤姫が養女となる。)
10月4日、京都見学。(東福寺など)
10月5日、宇治見学。
10月6日、伏見を出発。
10月15日、大井川を渡る。
10月22日、鎌倉の鶴岡八幡宮を参拝。
10月23日、江戸に到着。



こうして、篤姫の長い旅は無事に終わりました。
篤姫は江戸に到着すると、芝の薩摩藩に入っています。現在の東京戸港区三田駅近くです。

篤姫の心中はいかなるものだったのでしょうか?不安と心細さ、そして新しい世界への希望もあったでしょう。

しかし、江戸に到着してからも、婚礼話はなかなか進展しないのです。