江戸の人々

芝の薩摩藩邸で生活を始めた篤姫
彼女の周りにはどのような人々がいたのでしょうか?少し紹介してみましょう。


英姫(後に恒姫とする) 1805年〜1858年
篤姫の養母島津斉彬正室
父は一橋家当主徳川斉敦、母は於弥与。
徳川斉敦は11代将軍徳川家斉の弟で、英姫は将軍の姪にあたります。
嫡子を産んでいますが、夭折しています。1858年斉彬が亡くなりと、それを追うようにその2ヶ月後に亡くなりました。



虎寿丸 1849年〜1854年
島津斉彬の五男。実母は側室の田宮安知の娘。
斉彬は、将軍家との縁組を進める一方、篤姫の養父となる近衛忠煕の娘信君と虎寿丸の縁組も進めていました。
斉彬待望の世子でしたが、6歳という幼さで亡くなってしまいました。



寧姫 1853年〜1879年
島津斉彬の娘、母は側室の伊集院寿満。
斉彬の没後、薩摩藩主となった島津久光の息子・島津忠義に、実の姉暐姫が嫁いでいましたが、暐姫が亡くなると、その後妻として忠義の元に嫁ぎました。



伊集院寿満 生没年不詳
島津斉彬の側室。養父は薩摩藩士伊集院兼珍。
斉彬の寵愛を受け、5人の子(篤之助・暐姫・典姫・寧姫・哲丸 )をもうけました。



勝姫
島津斉宣の娘島津斉興の養女。
石見浜田藩の嫡子松平 康寿の正室。松平康寿が家督を継ぐ前に亡くなり,実家である島津家に戻りました。